仏教を守護する役目を持つ神将像で、如来・菩薩・明王とは区別され、その多くは仏教成立以前の古代インドの神々が前身と考えられている。これら諸神は梵天や帝釈天などヒンドゥー教の最高神や吉祥天や弁財天など、温和な貴人の姿で表される貴顕天部と、甲冑に身を固め武器を執った四天王や毘沙門天、仁王そして執金剛神などに見られる忿怒の姿を持った武人天部に分けられる。また八部衆、十二神将、二十八部衆、深沙大将、大黒天などは、如来や菩薩の本誓を守護し教えの実現に働く尊として眷属と呼ばれて・・・・