函館を歌い込んだご当地ソングの代表は「函館の女」であろう。「女」と書いて「ひと」と読ませた北島三郎のヒット曲は、「女シリーズ」として物語性を持って日本各地へ旅に出た。近隣の知内出身の北島三郎は函館西高等学校へ汽車通学をしていたと言い、ベイエリアには現在「北島三郎記念館」が観光客を迎えている。
歌謡曲の華やかなりし昭和の時代には、多くの流行歌に函館そのものが持つ詩情性が歌われ、「函館ブルース」「夕陽の街函館」「函館の雨はリラ色」・・・・
おそらく北海道のご当地ソング代表格であり、広く知られ後世に残る楽曲のひとつであろう。1965年11月に発売され150万枚を売り上げ、この曲のヒットから『女(ひと)シリーズ・その女をたずねて』が生まれ、『仁義シリーズ』と共に道産子歌手北島三郎の位置を不動のものと・・・・