安政6年(1859年)に日本最初の国際貿易港として開港される以前から、西洋料理に不可欠な食材ジャガイモや玉葱、人参などが栽培されていたと言う函館には、開港を機にもたらされた中華料理と共に、異国の食文化を開花させる港町としての繁栄があった。その底流には北前船による上方や江戸との交流があり、豊富な魚介類や北洋漁業の・・・・
食料品を中心に様々な店が入り組んで並び、通りには年中露店が出て賑わう中島廉売は、地域密着型の市場として函館市民には絶対的な人気を誇っている。戦後の闇市を髣髴とさせる形態は昭和9年の函館大火後に始まったと・・・・
中島廉売URL
鮮魚、青果、乾物など60軒余りの店が並び、舌の肥えた地元客で賑わう市民の買物市場で、「函館朝市」「中島廉売」と併せて函館三大市場と称されている。その品質や価格は、料理人達が仕入れに来るほどと言うから信頼に値しよう。1995年に失火全焼したが見事に復活し、連日威勢の良いかけ声が飛び交って・・・・
函館自由市場URL
嬌声にも近い呼び声が飛び交う中に、新鮮で豊富な海産物の他、農産物、食品、日用品などが所狭しと並べられた店舗数は200を超える。「いか踊り」などと市民踊りにもなっているイカを始めとし、うにやいくら、かにや帆立などの海鮮どんぶりを供する店が軒を連ね、すっかり観光朝市の風情に・・・・
函館朝市
「たつみ食堂(東川町)」「なかみち食堂(中道町)」「みなと食堂(港町)」は盛りよし、味よし、値段よしの三拍子から、俗に函館の三大食堂と呼ばれているとか。他にも朝市外れの「道南食堂」、自由市場内の「市場亭」・・・・